こいぬとこねこがケーキ作りに挑戦する「おいしいケーキを焼いたお話」の日本語版絵本です
チェコの国民的作家であるカレル・チャペックの実兄である
ヨゼフ・チャペックが描いた『こいぬとこねこのお話』シリーズは
チェコの本屋さんに行けば、必ず目にする絵本です。
チェコの人たちは誰もが
チャペックのこいぬとこねこを通り過ぎます。
元気でのんびりやのこいぬと
優しくておしゃれなこねこが繰り広げるお話で
好奇心いっぱい、チャレンジ精神旺盛の二人は
ドジで見当違いの失敗ばかりですが
めげることなく、いつだって底抜けの明るさでいっぱいです！
今回、『こいぬとこねこのお話』シリーズのなかから
こいぬとこねこがケーキ作りに挑戦する
「おいしいケーキを焼いたお話」の
日本語版絵本を発売します！
日本語訳は、人気ミュージックグループ
チェコノーリパブリックの武井優心さん(Vo/Ba)が担当しました。
『こいぬとこねこはいつも一緒 おいしいケーキを焼いたお話』
文・絵：ヨゼフ・チャペック
訳：武井優心
今日は、こいぬの「名前の日」
そしてこねこの「誕生日」。
お祝いしなきゃ！
…え？「名前の日」って？
チェコには「名前の日」がございます。
チェコのカレンダーには
どの日にも誰かの名前が書かれていて
その日は書かれた“名前の日”で
誕生日と同様、その名前の人を祝います！
チェコでは
“誕生日”と“名前の日”と年に２回お祝いする日があります！
羨ましいですね！
そんな日にこいぬとこねこが
お祝いのケーキ作りに挑戦です！
…でも、ケーキ作りなんて知ってるの？
とっても楽しいハチャメチャなケーキ作りが始まります！
≪ヨゼフ・チャペック≫
1887年に生まれた
ヨゼフ・チャペックの活躍時期は
2度の大戦があった20世紀前半…。
とても過酷な時代でした。
ジャーナリストとして活動していたヨゼフ・チャペックは
最終的にはナチスの収容所で
人生の幕を閉じました。
でも、彼の残した作品は
戦争の悲惨さとは無縁の
平和でほのぼのした世界観…。
きっとチャペックは
自身の描いたような世界が
来ることを心底望んでいたのでしょう。
≪武井優心さん≫
日本語翻訳を担当するのは
人気ミュージックグループ“チェコノーリパブリック”の
ボーカルとベースを担当する武井優心さん。
激しく楽しく美しく、そして心地よい優しい余韻の残る
彼らの音楽は芸術性と詩と優しさの世界。
まるで、チェコの絵本やアニメのようです。
チェコノーリパブリックのほとんどの楽曲の作詞・作曲を
担当する武井さんの音楽は
聞く人の心を激しく揺さぶり、打ち抜き
そして優しく包み込みます。
そんな武井さんはチェコの絵本やアニメ
そしてチャペック作品を
心の底から敬愛しております。
現代音楽の最先端の武井さんの“感性”が
チャペックのこいぬとこねこの魅力を
最大限に引き出します。
